没ネタ供養その2 七合目モブ【魚問屋でガストンが立ち去った後】 「ごめんね。びっくりしたでしょ。 うちの領の者たちは、気はいいんだけど荒っぽいのが多くて… 領民と距離が近いから、あんな感じのが多いんだ。」 そう謝りながら、少し後ろで静かに待ってくれていたギルバートくんを振り向いた瞬間、俺と目を合わせたギルバートくんの顔がボンッと赤くなった。 ……え? 「いやぁー、若いってのはいいですなー!」 傍にいたラドリーさんがワハハハハ!と笑って、俺たちから離れて先に歩き出す。 ……え? え、なに?どういうこと? ちょっとまって。 いま考えるから。 戸惑う俺の手をギルバートくんがグイと引っ張った。 「い…行きましょう。ほら置いて行かれてしまいますよ。」 グイグイと引かれるままに、「あー…うん。」と俺も歩き出す。 「早く早く」と俺を引っ張って行くギルバートくんの耳はまだ赤い。 首を捻りながらも考える暇なく急き立てられ歩く俺の目に、先を行くラドリーさんが使用人に声を掛けられる様子が映った。 積み込みが終わったのかな。 よく分かんないけどまあいっか…と考えるのを放棄した俺は、ギルバートくんとともに早足でラドリーさんの元へ向かった。 ※ギルがピュアすぎる。そして誤魔化す意味がわからん。 ついでにアルが「いや普通これ気づくだろ」レベルの鈍感バカっぽくなったので没
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